こういった疑問にお答えします。
僕は39歳の時に職を失い、工場のライン作業の仕事を始めました。
それまでは、商品の企画や開発をやってたんですが、そのスキル生かすことはできませんでした。
ぶっちゃけ工場の仕事は苦手ですし嫌いです。
でもイヤイヤやっててもしょうがないので、そこは前向きに捉えて、この仕事のスキルアップに努めていきたいと考えてます。
というわけで、今回は「企業活動の基本」について解説していきます。
企業の目的とは?
利益を上げるために現場で行うこと
これを読めば、企業活動の基本が分かるので、工場の仕事を経営目線で考えることができるようになります。
必要なスキルですので、しっかり学んでくださいね。
それでは早速いきましょう。
企業の目的とは?
あなたは企業の目的って考えたことありますか?
普段工場で仕事をしていると、こんなこと考えないですよね。
でもこういった考えができる社員はなかなかいないので、知ってると周りと差をつけることができますよ。
というわけで、具体的に解説していきます。
企業は何のために存在するのか?
まずは企業が何のために存在するのかということについてです。
結論からいうと、社会に貢献するためです。
で、そのために絶対必要なことは何かというと、利益を上げることです。
これは企業にとっての任務です。
つまり、企業は利益を上げることが正義であり、必ずやらなければいけないことなんです。
企業が利益を得ることは、人間が食事をするのと同じです。
人間が食べることで健康でいられるように、企業も利益を得ることで存在することができるんです。
まずはここをしっかり理解しておきましょう。
マズローの欲求5段階説
企業が利益を出し続けるためには、目的のレベルを上げていく必要があります。
これをマズローの欲求5段解説に当てはめると次のとおりです。
- 生理的欲求 ・・・ 売上を上げて企業を存続させる
- 安全の欲求 ・・・ 利益を出して事業を拡大
- 社会的欲求 ・・・ 地域社会や業界団体とつながりを持つ
- 承認の欲求 ・・・ ボランティア活動などを行い社会的地位を高める
- 自己実現の欲求 ・・・ 業界をリードする中心的な存在にる
こんな感じです。
マズローの欲求5段解説とは、人間は低いレベルの欲求から始まり、それを満たすごとに徐々に高度な欲求が出ててくるという思想です。
これは企業も全く同じで、成長していくごとにより高いレベルの欲求が湧いてくるわけです。
また、存続していくためにはこれを満たしていく必要があるわけですね。
利益を上げるために現場で行うこと
では利益を上げるために私たちが何をしないといけないのか?ということについて解説します。
結論、原価を下げることです。
そのためには、4Mという視点が大切です。
具体的に4Mとは、
- 人(man)
- モノ(material)
- 設備(machine)
- 作業方法(method)
上記です。
人について
まず人については必要なことは、極力人員を減らすことです。
また多能工化を進め、待ち時間などがなくなるよう改善することが大切です。
モノについて
モノとは材料のことですね。
これについては、安く購入すること、余すことなく使い切ることなどがこれに当たります。
設備について
設備に関してはよく言われる「稼働率UP」などです。
またやみくもに機械を回し続けてもいけません。
必要な時に必要な数だけを作れるような体制を整えることが必要だということですね。
方法について
そして最後に方法です。
これについてはいろんなアイデアがあると思いますが、例えば、新人でもベテランでも同じ精度で作業ができる仕組みを作るなどです。
つまり、作業をなるべく簡単にして誰でもできるようにし、ムラをなくすということですね。
あくまでこれは1例です。
他にも考えれば、たくさんアイデアは出てくると思いますので、隙間時間などを使ってアイデアを出してみてください。
まとめ
それでは今回のまとめです。
まとめ
- 企業の目的は社会貢献
- そのために利益は絶対必要
- 利益を上げるために工場でやるべきことは原価低減
- 原価低減の要素として、人・モノ・設備・方法の4Mがある
こんな感じですね。
けっこう当たり前のことなんですが、重要なのでこの辺りは頭に入れておいてください。
ということで今回は以上です。
工場の仕事のスキルアップをしたいな。
サクッと読めてためになる情報何かないかな?