家庭料理をよりかんたんに作るコツ

家事の中で一番時間がかかってしまうのが、

やはり料理ですよね。

掃除なんかはサボろうと思えば、1日ぐらい何もしなくても全然問題ありませんが、

料理についてはそうはいきません。

育ちざかりの子供さんがいらっしゃる家庭なんかは特に、子供がお腹をすかせているのを放置するわけにはいきませんので、料理は家事の中でも最重要の仕事と言えると思います。

さて、その最も重要な家事である料理ですが、ちなみにあなたはどれくらい時間をかけていますか?

大切な家事であるからこそ、手抜きをしたくないという思いはあるかもしれませんが、とは言え、毎日毎日全て手作りの物をこだわってイチから作っていては、時間がいくらあっても足りないですよね。

というわけで料理の時短において大切なのは次の二つです。

  1. 優先順位を決める 
  2. 調理する時間を制限する

この2つに注意すると、スピードとクオリティのバランスがとれた料理を作ることができます。

それではひとつずつ解説していきます。

優先順位を決める

料理に関してはどこにこだわって、どこを妥協するかがとても重要になってきます。

なので、何を優先するのか明確にしなければならないのですが、

優先すべき順序は次の通りです。

  1. 栄養のバランスがとれたものを作る
  2. 家族が残さず食べてくれるものを作る
  3. 調理に時間がかからない献立にする

はい。それでは更に深堀りしていきます。

栄養のバランスがとれたものを作る

栄養のバランスがとれたものとは何かと言うと、一番は野菜中心のメニューにするということです。

野菜から得られる栄養素としては、主にビタミン類、食物繊維があげられますが、それ以外にもカルシウムや葉酸などさまざまな栄養素を摂取することができます。

これらには、抗酸化作用による代謝の促進や、便通改善、精神面を安定させる作用など、あらゆる効果がありますので、家族が健康で、おだやかに、笑顔で過ごすためには欠かせない食物です。

なので、できるだけ多くの野菜をメニューに取り入れなければなりませんが、

とは言え、子供が苦手だったり、調理に時間がかかるというデメリットも生じてきます。

そうすると、先ほどの優先順の話と矛盾してくることになりますよね。

つまり、野菜中心のメニューにすれば、家族みんなが食べられるという点と、調理時間を短縮するという点を満たすのが難しくなってきます。

家族が残さず食べてくれるものを作る

そこで次の優先順位である「家族が残さず食べてくれるものを作る」というところを解決しましょう。

これを解決するには、「黄金の汎用レシピを作る」これに尽きます。

私の家での「黄金汎用レシピ」は

酒:醤油:みりん=1:1:1

です。

これはどういうことかというと、この調味料の割合はそのままにして、食材だけを変えていくというやり方です。

この調味料をベースに、ほんだし・鶏ガラスープの素・しょうが・にんにく・砂糖をメニューに合わせて加え、あとは水の量を調整するだけです。

子供は甘じょっぱい味付けを好みますし、醤油の味付けは飽きがこないので、

食材を変えてこの味付けにするだけでほとんど完食してくれます。

メニューとしては「肉じゃが」「野菜鍋」「ちゃんぽん」「醤油ラーメン」「豚のしょうが焼」「牛丼」など、

すべてこの調味料の範囲でできます。

市販の○○だれ、○○スープの素など既製のものはほとんど使っていません。

さらに、何度も同じレシピで作ることで、料理自体の完成度は日に日にあがっていきますし、調理のスピードもどんどん早くなっていきます。

味付けの種類を絞り、同じメニューを何度も作ることで、そのメニューの完成度を高めていけば、家族みんなが食べてくれるおいしい料理を作れるようになります。

なので同じメニューを作るにしても、前回よりも更においしくすることを意識して作ることが大切です。

ちなみに、料理を時短できる家電や調理機器については、別記事にまとめてますので、興味がある方はこちらをチェックしてみてください。

【共働き向け】便利家電や調理機器をうまく使って料理を時短する方法

2019年8月24日

調理に時間がかからない献立にする

ここまで書いてきた「黄金の汎用レシピを作る」ということが、

調理時間を短縮するということになりますが、それに加えて「調理に時間がかからない献立にする」方法としてはもう一つ。無理におかずと食材の数を増やさないということです。

時間をロスしてしまう最大の要因は、おかずと食材の数が多いことです。

私の場合はつぎのように品数を制限しています。

  • おかず:1食につき2品
  • 食材:おかず1品につき最大5品

おかずと食材の種類が多いと、まずキッチンが散らかり、作業スペースが狭くなってきます。

これにより、作業効率が更に落ち、調理時間に大きく影響してしまします。

私の場合、試行錯誤を繰り返した結果、この数量ベストだという結果にたどりつきました。

この数は、キッチンのスペースがどれくらいあるのか、また、調理時間をどれだけとれるのかを考慮した上で、ベストな数を決めればいいと思います。

重要なのは決めた数を守るということです。

「あれもやりたいな。これもやりたいな。」みたいに思って、決められた品数を無視してしまうと、

時間を大きくロスすることになります。

繰り返しになりますが、「おかずと食材の品数を決める」

これが重要です。

調理する時間を制限する

私の場合は夕飯の調理時間を最大30分と決めています。

これは調理にとりかかり、食卓に料理を出すまでのトータルの時間です。

30分を超えるメニューに関しては見直しをして、この時間内に収めるよう工夫をしています。

とはいえ、きちんと野菜も献立に入れて、栄養のバランスを考えた上での30分というのはなかなか難しいものです。

なので、事前の準備が必要になってきます。

事前の準備に関して詳しく知りたい方は、こちらの記事を読んでみてください。

【段取り8割作業2割】下準備をして賢く料理を時短する方法

2019年8月7日

まとめ

料理の時短について、おおまかなところで解説しましたが、参考になったでしょうか。

時短をするということは、目標時間を設定することから始まります。

目標時間を設定したら、次はそれをクリアするための具体的な方法や数字が必要になってきます。

その方法と数字が、「汎用の黄金レシピ」であり、「おかずと食材の品数」になってくるというわけです。

この方法と数字をもっと細かくルール化していくことで、更に時短は可能になりますので、何かいいアイデアがあったら、実行してみてください。

それでは今回はこの辺で。

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