こういった疑問をお持ちのあなたに「家事の分担表の例」をご紹介します。
毎日忙しいですが、家事に関しては夫婦で協力してやっています。
それでは早速見ていきましょう。
家事育児の分担表例
まずは具体例をご紹介します。
こちらがわが家の家事の分担表です。
このように分担表はできるだけ細かいところまで書いた方がいいです。
なぜならきちんと書いて見える化しないと、気づいていない「名もなき家事」がたくさんあるからです。
名もなき家事とは例えばこんな感じものです。
- 加湿器の給水をする
- ロボット掃除機のセットをする
- 洗濯物を手洗いにするか洗濯機に入れるか判断する
- 使ったタオルを洗うかどうか判断する
- 子供の着替えを自分でやらせるかどうか判断する
①②のように家事としてカウントされづらいものに加えて、③~⑤のように何かを判断するといったことも名もなき家事に含まれます。
③~⑤に関してはこの表には書いてないですが、できれば別表にでも書いておいた方がベターです。
特に普段家事をしない旦那さんなどはこういっためんどくさいことが無数にあることに気づいてない場合が多かったりします。
あなたがしなければ誰もやってくれない
こういった家事ってありませんか?
まずは家族のみんなにこれに気づいてもらわなければなりません。
そもそも分担表を作る目的はこのためです。
つまりどんな家事があるのか、また家事がどれだけ大変なものなのかを家族に理解してもらうことが大切です。
そうすることで、家族の家事に対する理解が深まり、協力しようという意識も生まれます。
共働き世帯が増える一方で、未だに奥さんが家事をメインでやっている家庭が多く、負担が集中しているというのが現状です。
ちなみにこういった資料があります。
家事分担比率の“理想と現実”。理想は「夫50%妻50%」、しかし現実は「夫10%妻90%」
理想では、「夫50%:妻50%」と夫婦平等に分担したい人が4割で最多でした。次に多いのは妻の方がやや高めが理想だという回答で、「夫40%:妻60%」2割、「夫30%:妻70%」2割となっています。
一方、現実に目を向けると、最多は「夫10%妻90%」が2割、次いで「夫20%妻80%」も2割弱と、妻の負担が多い順に続きました。最も理想だと考えられている「夫50%:妻50%」を実現している夫婦は1割程度で、理想と現実の間には大きな開きがありました。
この資料によると、妻は夫に対して家事を半分はやってほしいと考える一方で、実際は自分が9割の家事を負担しているということが書いてあります。
あなたもそうではないですか?
もしそうだとすると、不公平ですよね。
なので、分担表をうまく活用して、納得のいく家事の振り分けをしましょう。
分担表を作ったら改善をする
分担表を作ったらそこで終わりではありません。
その後、家族で話し合いながら改善をし分担表をブラッシュアップしましょう。
家事は日々改善していくことでムダがなくなり、どんどん楽になっていきます。
あくまで分担表を作った時点では「これぐらいはできるだろう」という想像の中で決めたことです。
実際にやり始めると、偏りがあることに気づいたり、うまく回らなかったりということもあります。
なので今のやり方がベストだと思わず、常にもっと楽にできる方法がないか考えて少しでも楽をできるよう工夫をしましょう。
コミュニケーションは大事
家族で協力して家事をやるためにはコミュニケーションが不可欠ですが、特に大切なのは感謝の言葉です。
何も難しいことはありません。
「ありがとう。」
これだけでOKです。
家事育児は全て自分達の問題です。
分担したからと言って、自分の担当以外のことは関係ないというわけではありません。
なのでやってくれたことに対しては「ありがとう。」の言葉を添えましょう。
また逆にNGワードもあります。
- 家事の完成度に関する指摘
- やり方、進め方に関する指摘
この2つについては口にしないようにしましょう。
自分のやり方があって、その通りにしてほしいという気持ちはどうしても出てくるものです。
とはいえ任せた以上、そこを指摘するのはNGです。
ただでさえ面倒な家事です。
やるのであれば自分から進んでやりたいですし、それに対してとやかく言われなくないのはみんな同じです。
なのでこれらの言葉は控えるようにしましょう。
とはいえ、あまりにも非効率で時間がかかり過ぎるようであれば、やんわりと改善策を提案してもいいかもしれません。
こういう便利グッズもあるよ。
置場所こっちに変えたら楽になるんじない?
こんな感じで、相手が楽になるような提案を具体的にするとよいです。
ただし、タイミングと言い方だけは注意しましょう。
先ほども書いたように、「とやかく言われなくない」というのが大前提としてあります。
相手のためになることを思いやりの気持ちを持って慎重に伝えましょう。
そもそも分担表はあった方がいいのか?
そもそも「家事育児の分担表はあった方がいいのか?」という疑問に対して、
結論から言うと、、、
あってもなくてもいい
これが答えです。
すみません、ちょっとこれまでの内容と矛盾するように聞こえるかもしれませんが、実はこれが私の本音です。
と言うのも、ここまで分担表の例と家事をうまく回す方法をご紹介してきましたが、ぶっちゃけこれは一般論です。
100の家庭があれば、 100のやり方があります。
つまり、それぞれ自分の家庭にあった方法を見つけ出す必要があるということです。
家事分担表を作ってうまくいく場合もあれば、それが原因でケンカになり逆効果になる場合もあります。
そういった意味で分担表は「あってもなくてもいい」わけで、なくてもうまく家事を回すことができればそれに越したことはありません。
ちなみに私達の場合、分担表は一応ありますが、これを基に家事をやっているわけではありません。
どちらかというと、何も話し合わずに自然と役割が決まって、その結果がこの分担表のようになったというのが実際のところです。
とはいえ、この形ができあがるまでは夫婦間でもめることもあり、何の苦労もなしにできあがったというものではありません。
ここから私が考える家事分担の本質をお伝えしますが、
結論としては、
我慢できないのであれば自分の不満を思いっきりパートナーにぶつける
これが大事なんじゃないかなと思います。
どういうことかというと、どれだけつらいか、どれだけ自分が家庭のことを考えているかということを自分の言葉でしっかり相手に伝えることで、本当の意味で理解が得られるということです。
本当に家事・育児がつらいと思い悩むことはありませんか?
私は何年もの間ずーっとこの状態でした。
もちろん妻もそうだったと思います。
そのため何度となく夫婦でぶつかってきました。
私はもうこの先どうなってもいいというぐらいの覚悟を持って自分の考えを包み隠さず相手にぶつけたこともあります。
逆に私の理解が足りず、考えさせらたことも多々あります。
さすがにそこまで考えているのであればその真剣さは相手に伝わります。
そしてその思いが伝われば相手の行動が変わります。
また、そこまで言うからには自分にも責任がありますので、自分の行動も変わります。
つまり責任を持った上で思いを伝えていくことが大切だということです。
家事育児の分担表はあくまで家事を回すための1ツールに過ぎません。
試してみる価値はありますが、本質を見失わないことが大切です。
夫婦、家族が同じベクトルに向かって進んでいく。
そのためには切実な思いを伝えていく。
時には感情的になるのも仕方ないと思います。
このことを真剣に考えて家事に向き合えば、必ずいい方向に進んでいくと私は思います。
家事分担から家事シェアへ
そもそも家事を分担するという考え方がうまくいかない原因だったりもします。
「分担」ではなく、「シェア」をすることで問題を解決できる場合もありますので、こういった考え方を取り入れるのもいいと思います。
詳しくはこちらの記事を読んでみてください。
まとめ
共働きにおける家事の分担表についてのご紹介でした。
ある程度時間に余裕がある家庭であればそれほど切実な問題ではないかもしれませんが、ほとんどの家庭はそうではないと思います。
家事・育児はきれいごとだけではすまされないというのが現実なんじゃないかなと私は思います。
臭いものにふたをしたまま、小手先やうわべだけでやってもなかなか現状を変えることはできません。
そのためには今の現状を変えようという強い思いが必要です。
家事育児あるいはパートナーとしっかり向き合って、少しでも楽になれるようがんばってみてください。
それでは今回はこの辺で。
共働きは忙しいから夫婦で家事を分担しないと。
そのためにはやっぱり分担表があった方がいいよね。
でもどんな感じの表を作ろうかな?